大学の就職課に聞いてきたことについて。大学の

大学の就職課に聞いてきたことについて。大学の就職課に聞いてきたことについて。 大学4年で中小企業に内定をいただきましたが、在学中に公務員試験にそなえておき、一年目の5~8月くらいにかけて受験するつもりです。

もしだめで、勉強に専念しさえすれば合格できそうだなと思えたらいっそ退職して専念します。

もしそれでも無理だったらまた民間企業に戻ります。

 

上記のようなことを就職課の人に言いました。

 

しかし、その人の話によれば、職歴が数ヶ月程度では職歴に入らず、再び就職しようにも見つけるのには相当苦労するとのことでした。

大学を卒業すると同時に就職し、最低3年間はその会社にいるという一定のレールがあり、そのレールから降りるととても厳しいとのことでした。

 

そこで、ならば会社3年目まではなんとか働きつつ勉強し、3年間勤めたところで一旦会社を辞めて専念し、もし公務員試験に失敗し、再び民間に就職しようと思ったら、数ヶ月で辞めるよりは再就職はしやすいのかと聞いたら、「そのときの経済情勢にもよるが、私はそう思う。」

 

とのことでした。

 

皆様に質問です。

 

1、この就職課の人の言うことは大体当たってると思いますか?

 

2、でしたら、数ヶ月で辞めて失敗してどうしようもなくなるよりは、会社3年目まではなんとか働きつつ勉強し、3年間勤めたところで一旦会社を辞めて専念し、もし公務員試験に失敗し、再び民間に就職しようとした方が賢明ですか?

 

お願いします。

 

質問とは違った単なる愚痴ですが、会社の人事も同じ人間なのに、そんな何年は仕事続いたとか型にはまった考えで人を落として厳しい生活を強いるってどうかと思っています。3年間勤めたところで一旦会社を辞めて専念するという方法を取り、もし公務員試験に失敗した場合にも、再び民間に就職できるようにしようとした方が賢明ですか?

 

に訂正です。公務員を目指すのはあなたの目標ですから、

構いませんが、企業の考え方を言いますと、

三年ぐらいは働かないと役に立たないという

ことです。企業は営利を目的として成り立って

いますから大卒社員は会社の利益に貢献して

こそ賃金を払うことができます。

 

二十代の前半は本人の養成期間であり将来稼ぎ手

になってもらうための先行投資期間です。

 

労働に対する考え方を改めてほしいのは、 

定時に会社に来て与えられた仕事をしてさえ

いれば、給料がもらえるのはその労働力の対価

として評価しているからではないのです。 

 

アルバイトなら同じ定形業務をすれば同じ時給

がもらえます。が、事務系総合職は違うのです。

 

その会社の売り上げに対する利益率を平均2割

としましょう。何かを売っている営業会社で

ある以上は、もしあなたの年収と経費が400

万円だとすれば、あなたの給料を出すために

会社は2000万円の売上を上げて収支が

プラスマイナスゼロと考えます。

 

つまり、あなたが年間2000万円の売上に

貢献してはじめて社員として機能する、会社は

もとが取れるスタートに立つことになります。

 

もちろん個人だけでなく部署やチーム単位で

「売上-管理販売費(人件費や社員の人数に

応じた経費)」がプラスにならないと赤字部門、

赤字経営になります。

 

赤字になれば会社は存続できなくなります

から社員の雇用や生活を守れないのです。

 

この基本的な考え方をコスト意識と言います。

 

コスト意識がないと民間企業では通用しません。

また今は官公庁自治体でさえ、厳しく税金の

使われ方をチェックされていますから、民間

並みのコスト意識がない公務員はこれからは

だめな公務員ですよ。

 

常に自分がいくらもらえるかではなく、

何をもって給料がもらえるのかを考えて働く

ことが求められています。

だから三年未満でやめてしまう新卒は企業で

働くコスト意識がわかってないと見なされます。

 

入ってみたものの考えていたような会社では

なく自分に合わないミスマッチの就職先だった

場合に限っては第二新卒と呼んで、優秀な人材

を発掘しようという動きはありますが、今は

秋採用や第二新卒採用は不況で少なくなって

います。

 

あなたの場合は、採用してくれた会社にしてみ

れば迷惑な話で、せっかく育ててもいつやめるか

わからない新卒社員

は採用したくないのはむしろ当然です。

 

あなたへの投資は全く回収されないままに

終わりますから赤字です。

中小企業はムダな人材を採用する余裕はあり

ませんから、入って2、3年で辞められたら

かないません。 

 

公務員への腰掛け程度に就職を考えておられる

なら、立場変われば、身勝手な話です。

 

あなたの上司は管理責任を問われますし、

あなたに採用を決めた人事担当者は見抜く力が

なかったと役員に評価される場合もあります。

 

やめるつもりで入るようなヤツは採用しない

のは当たり前ですから。

 

口が避けても言わないようにしたほうが賢明です。 

そして公務員を目指すにしても自分の労働力

が賃金にみあった価値を生んでいるのか、

コスト意識を持つようにしてください。

 

昔の公務員は自ら利益を稼がなくても税金

をもらって成り立っていましたからコスト意識

なんてありませんでしたがこれからは違います。

サービスの対価としての労働の質を問われます。

 

それが賃金の査定に反映されます。成果や能力

に応じて賃金が決まっているのが社会です。 

意識を改めましょう。

 

補足への回答)

3年経ってまだ公務員になりたい意志があれば

試験を受けるのは良いと思います。

 

その理由はある程度民間企業でコスト意識や

サービス精神が備わっているほうが役立つから。

 

公務員と仕事する機会がありますが民間経験の

ない人の中には1日に同じことを何回も連絡し

てきたり、文章を訂正することが仕事だと勘違い

してたり、自分の仕事なのに進め方ひとつ決断で

きなかったり、民間では考えられないような効率

の悪い働き方しかできないダメな公務員にならな

いように。

 

もっとも最近の若い大卒の公務員は優秀な人が

増えています。

 

むしろ公務員よりひどい役所体質はJAあたり

に根強い。

 

役所体質(公務員体質)は役人を揶揄する言葉で

すが「言われたことしかできない」「決まった

時間しか働かない」「他の仕事に無関心」

「行政は市民へのサービス業という意識が

足りない」「ミスを怖れて責任逃れをする」

「文章の校正に労力を費やす」「会議が下手」

「率先してやらない」

 

安定して守られている組織ほど人は育ちません。

 

30歳までに1~2回の転職はキャリアアップに

つながるなら否定しません。但し就職先で前向き

に仕事をやってゆくことによって惜しまれながら

辞めるような人を目指してください。

みなさまありがとうございました。